BLOG

新型コロナウィルス緊急事態宣言の静岡県内裁判への影響

弁護士の三津間です。

静岡地方裁判所や静岡家庭裁判所の裁判にも緊急事態宣言の影響が出てきました。

私の担当している案件では、4月7日の緊急事態宣言により、東京高等裁判所の民事訴訟の期日が判決言渡し期日も含めてすべて取消しになっていました。

一方で、静岡地方裁判所の裁判期日は通常通り実施されていました。

ところが、4月16日に緊急事態宣言の対象が静岡まで拡大された影響で、静岡地方裁判所の民事事件や静岡家庭裁判所の調停事件についても次々と取消しの連絡が来ています。
進行中の民事事件については書面や証拠を提出することで事実上手続きを先に進めることができるのですが、判決言渡し期日や最終口頭弁論期日(手続きを終結させ、判決言渡し期日が指定される期日)まで延期となるのは、単に結論が先延ばしになってしまうだけで、依頼者の皆様のお気持ちを考えると大変心苦しいところです。

このような状況ではやむを得ないというほかありません。

今後の見通しについて裁判所の動きがわかり次第改めてお伝えいたします。

当事務所も感染予防のため、できる限り相談や打ち合わせを電話でご対応いただくなどしております。

たいへん不安な状況が続いておりますが、皆様も感染予防に十分ご留意ください。

 

記事一覧