高齢者の再犯

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弁護士の佐藤です。

 

今週も金曜日です。

 

足の痛みはだいぶとれてきたものの、抗生剤を飲み続けているせいか、お腹の調子がいまいち・・・。腹痛に悩まされております・・・。

 

ところで、本日の毎日新聞から、

 

「法務省は17日、2017年版犯罪白書を公表した。昨年1年間に刑務所に入所した受刑者は2万467人(前年比5%減)で、これまで最も少なかった1992年を下回り戦後最少となった。一方、1年間に入所する高齢者(65歳以上)の人数や高齢者率はこの20年間で大幅に増加し最多を更新。昨年入所の高齢者は2498人で97年から約4.2倍になった。約7割が入所2度目以上で、高齢者の再犯状況の深刻さも改めて浮き彫りになっている。」

 

とのこと。

 

 

私自身も刑事事件を担当していて感じるところですが、高齢者で、窃盗の事件というのが非常に多く、そのほとんどが、再犯の方といえます。

 

 

これは、結局、刑務所に入り、出所しても、社会の受け入れ口がなく、更正の前に、生活ができないという現状から、このような結果になっているのではないかと思います。

 

実際、毎日新聞では、

 

「白書は、昨年12月に刑務所出所者らの再犯防止を国と地方自治体の責務と明記した『再犯防止推進法』が成立したのを受けて、『更生を支援する地域のネットワーク』と題した特集を掲載。犯罪や非行をした人の立ち直りに対する国民の意識を調査し、『立ち直りに協力したい』と回答した人は約6割だったが、複数回答で『直接的な支援をしたい』と答えた人はそのうち約2割にとどまっている。」

 

と報道しております。

 

 

今のままでは、高齢者の再犯率を下げることは困難なので、出所時に、すみやかの、就労支援や、生活保護の申請等、立法、行政面で、サービスの提供を充実させるべきだし、これは弁護士にも言えることで、担当した事件の裁判が終わったことで終了ということではなく、社会復帰後にも携わっていく姿勢を見せることが必要なのではないかと思っております。

 

 

 

というわけで、今週もあとちょっと。

 

明日は雨がふるようですが、みなさま、よい週末を。

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