鑑定留置

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弁護士の佐藤です。

 

 

今週もはじまりました。

 

 

今週は、何かと気が重い事件が多く、気合いをいれてのぞまないといけません。

 

 

で、本日、時事通信社のネットニュースで、

 

「横浜市神奈川区の大口病院(現・横浜はじめ病院)で入院患者が連続死した事件で、横浜地検は3日、患者3人の点滴に消毒液を混入、殺害したとして殺人容疑で逮捕された元看護師久保木愛弓容疑者(31)について、刑事責任能力を判断するため鑑定留置を始めたと発表した。」

 

との報道が。

 

ここで、鑑定留置とは、刑法39条に、心神喪失者の行為は罰しないとのきていがあるため、検察官が、被疑者の起訴、不起訴を決める判断のために、裁判所に請求をし、裁判所が期間を定め病院その他の相当な場所に被疑者・被告人を留置することをいいます。

 

期間としては、決まっているわけではありませんが、3ヶ月くらいが多いのではないかと思います。

 

 

鑑定留置の結果、検察官が不起訴相当と判断した場合でも、そのまま身柄が解放されるというわけではありません。

 

いわゆる、医療観察制法というものがあり、この法律は、重大な刑事事件(殺人事件、放火事件、強制性交等事件、強制わいせつ事件、強盗事件、および傷害事件のなかでも重い傷害を与えた傷害事件)を起こした精神障害者のうち、その事件のときに心神喪失か心神耗弱の状態にあったという理由で、起訴されなかったり、裁判で無罪や執行猶予の判決を受けた人たちを対象とし、 そのような人たちのうち、その社会復帰のためには専門的な処遇をすることが必要である、と裁判所が判断した人に、その裁判所の命令に基づいて、医療と観察を提供する制度です。

 

つまり、一定期間、裁判所の判断で、入院ないし通院治療を強制するものです。

 

私の経験だけですが、鑑定留置になると、医療観察の審判に意向する確立が高かったです。

 

 

というわけで、鑑定留置等についての簡単なご説明でした。

 

 

明日は大型の台風が直撃するとのこと。

 

外出にはくれぐれもご注意を。

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