遺留分減殺請求と葬儀費用

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弁護士の佐藤です。

 

いまだかぜっぴきです。つーか、おもいっきりぶり返してきやした・・・。

 

 

で、昨日は懸念していた裁判の判決書が届いたのですが、無事勝訴判決で、ホッしております。

 

控訴されるかもしれないけど・・・。

 

 

そういえば、先日、このブログで、仕事の事件の内容が偏る、例えば、交通事故の事件ばっかくる期間があることがあったりして、最近は交通事故が多いのですが、同じように、控訴事件もなぜか増え、東京高裁に継続している控訴審が何件かあります。

 

 

控訴審では控訴理由書などを書かないといけないのですが、これがまたなかなか大変な作業で、尋問の準備同様、記録を隅々まで読み、判決の落ち度をあら探しして書面にまとめるわけです。

 

現在、その控訴審の起案のラッシュ・・・。

 

風邪引いている場合ではないっす。

 

 

で、本日のちょっこ法律問題は、遺留分減殺請求と葬儀費用の問題について。

 

まあ、現在やっている事案で、少し調べたので、情報の提供ですが、遺留分減殺請求(とは何かは、過去のどこかのブログ参照)を行使する場合、当然、相続財産を確定しなければいけないのですが、その際、相続財産は、その被相続人の葬儀費用を差し引くことが可能なのでしょうか、という問題です。

まずそもそも葬儀費用は誰が負担するものでしょうか。

結論からいうと、裁判例では、葬儀の主催者が負担すべきとされています。

条文上の根拠としては、民法885条があります。

民法885条は

  1. 相続財産に関する費用は、その財産の中から支弁する。ただし、相続人の過失によるものは、この限りでない。
  2. 前項の費用は、遺留分権利者が贈与の減殺によって得た財産をもって支弁することを要しない。

と規定されています。

従いまして、遺留分権利者としては、葬儀費用がいくらかかったか知らないけれど、それによって自分の遺留分の金額に影響はないはずだ、という主張ができることになるのです。

というわけで、今週もはや木曜。

なんとか持ちこたえて、週末はゆっくりしたいところであります。

がんばりまっす。

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