違法収集証拠排除法則

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弁護士の佐藤です。

 

 

本日は、午後、静岡県弁護士会でクレサラ相談の担当で、めずらしく1件相談予約は入っているようです。

 

クレサラ相談は、債務整理限定の相談なのですが、わたしが弁護士になりたての頃は、クレサラ相談の件数は多かったところ、法律の改正により、徐々に件数が減っていき、今では、担当日でも予約が入らないということもよくありました。

 

 

そういえば、担当日といえば、先週の日曜日が被疑者国選、当番弁護の担当日で、担当日は待機し、逮捕された人、勾留された人から出動要請がでれば、24時間以内に警察署に接見にいくというものです。

 

 

で、これがなかなか緊張するもので、いつ電話がかかってくるのかハラハラしているわけなのですが、幸運(?)にも、ここ数ヶ月、土日の待機日で出動要請がきたことはありませぬ。

 

刑事事件を受け付けないオーラがでているのだろうか。

 

刑事事件、好きなんですけど・・・。

 

 

最後に、本日のニュースで、自宅で覚醒剤を使用したとして覚せい剤取締法違反の罪に問われた群馬県高崎市の男性の判決公判が19日、前橋地裁高崎支部であり、裁判官は、覚醒剤使用を立証するために県警が作成した尿の鑑定書について「尿の採取手続きに重大な違法がある」と証拠能力を否定し、「自白の真実性を補強する証拠は存在しない」として無罪を言い渡したとのことです。

 

これは、違法収集証拠排除法則というもので、過去の最高裁判例でも、「証拠物の押収等の手続に、憲法三五条及びこれを受けた刑訴法二一八条一項等の所期する令状主義の精神を没却するような重大な違法があり、これを証拠として許容することが、将来における違法な捜査の抑制の見地からして相当でないと認められる場合においては、その認拠能力は否定されるものと解すべきである。」(最高裁昭和53年9月7日判決)としています。

 

 

静岡県でも、ここ数年で確か2件、同様に無罪判決がでていたと思います。

 

 

違法収集証拠排除法則で無罪判決を出すのも勇気がいることだと思いますが、是非、裁判官には証拠のすみずみまで目を通して、判決で指摘することにより、違法な捜査の抑止に繋がればと思います。

 

 

では、明日からついにしばらく雨やくもりで、梅雨突入といった感じになりそうですが、ジメジメに負けずに、集中して仕事ができるようがんばります。

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