相続登記義務化

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弁護士の佐藤です。

 

あっという間の金曜日ですが、あっという間に3月突入です。

 

ところで、昨日ですが、共同通信から、

 

「所有者不明土地問題への対応を議論してきた法務省の研究会は、相続登記義務化や所有権放棄制度の導入などを提言した報告書をまとめ、28日公表した。報告書の内容に沿う形で、山下貴司法相が14日に法制審議会に民法と不動産登記法の改正を諮問しており、法制審が今後、報告書を参考にして審議を進める。現行法は相続登記を義務としておらず、土地の価値が低いと登記しないケースも多い。義務化で所有者不明土地の発生を抑えたい考えで、手続きの簡略化などを検討すべきだとした。一定要件を満たせば土地の放棄を認める制度については、帰属先や財政負担をどうするかが課題とした。」

 

とのニュースが。

 

私も実務と通じて、不動産の相続を扱うことが多く、中には、相続による移転登記をしなかったがために、相続人の数が何十人にも及ぶといった案件もあり、正直、ものすごく作業量が多くなるものがあります。

 

 

そうすると、やはり相続登記の義務化というのは、そういった相続人多数や、相続人が不明のため所有者不明の不動産を増やさないために、ある程度意味があると思います。

 

 

が、そのためには、当然、手続の簡略化や、様々な手数料の減額等の議論が必要になるばかりか、義務違反があった場合に、罰則までもうけるのかといった問題もあり、さすがに罰則までとなると、義務化する意味がどこまであるのかという入り口に戻ってしまう可能性も多々あります。

 

 

なかなか難しい問題です。

 

個人的には、制度自体は賛成ですが、空きや、空き地問題を解決するためには、一定の要件を満たした場合に、国庫に帰属させ、売りにだすなど、抜本的な制度があってもいいのかとも思っております。

 

 

 

というわけで、今週もあとちょっと。

 

 

週末は天気がくずれるところもあるそうですが、みなさま、よい週末を。

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