相続法改正~自筆証書遺言の財産目録~

IMG_4671 (002)

弁護士の佐藤です。

 

木曜日です。

 

さて、本日も、相続法改正に関するお話をしていきたいと思うのですが、本日は遺言書に関する改正点です。

 

 

遺言書といっても、自筆のものから公正証書までいくつか種類があるのですが、その一つである自筆証書遺言は、民法968条に、

 

 

  1. 自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。
  2. 自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない。

 

と規定があるように、遺言作成者が全文を自書しなければならず、例えば、財産目録といった形式的なものも、遺言作成者がすべて自分で記載しなければならず、一部でも、自筆でない箇所があった場合には、その遺言は、法律の要件をみたさず、無効とされてしまいました。

 

 

しかし、不動産を多数所有している方や、預貯金を多数持っている方の場合などでは、非常に遺言作成者にとっての負担が大きいとの指摘がされていました。

 

 

そこで、今回の改正では、自筆証書遺言に添付する財産目録については自書でなくてもよいものとなり、その結果、財産目録については、パソコンで作成したり、預金通帳のコピーを添付し、財産目録に署名押印することでよくなったのです。

 

もっとも、偽造防止等の観点から、財産目録の各頁に署名押印することは必要となります。

 

というわけで、本日は、遺言書に関する改正点のお話でございました。

 

GWまであとちょっと。

 

体調管理に気を付けてなんとかがんばりましょう。

 

 

ページの先頭へ