煽り運転

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弁護士の佐藤です。

 

な、なんと、ついに、12月です。

 

一年、本当にあっという間でございました。

 

が、まだ1ヶ月あるので、なんとか年内に片付けられるものは、がんばって処理したいと思います。

 

で、昨日は、午後、静岡家庭裁判所掛川支部で、家事調停事件があり、無事、調停成立となりました。

 

なんども言っておりますが、事件が無事終了すると、ホッとします。

 

とはいえ、まだまだ考えなければいけない事件が山積みなので、頭を切り換えてがんばります。

 

ところで、最近、大きな事故となって問題となった、自動車の煽り行為。

 

先日、わたしのところにも相談があったので、本日は、煽り行為について、簡単に整理したいと思います。

 

まず、道路交通法ですが、26条の規定があり、

 

車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。

 

 

と定められています。

 

そして、これに違反した場合には、5万円以下の罰金、さらに、高速道路では、3ヶ月以下の懲役または、5万円以下の罰金となります。

 

 

次に、煽り行為の結果、人を死亡ないし、負傷させた場合には、当然、罪が重くなり、規定は、刑法となります。そして、刑法208条の2に、危険運転致死傷罪があり、

 

1 アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ、よって、人を負傷させた者は15年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は1年以上の有期懲役に処する。その進行を制御することが困難な高速度で、又はその進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させ、よって人を死傷させた者も、同様とする。 2  人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、前項と同様とする。赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、同様とする。

 

とされています。

 

つまり、煽り行為の結果、人を負傷させた場合には、最長15年の懲役、死亡させた場合には、最長20年の懲役となるのです。

 

 

わたしもドライバーで、他人事ではないのですが、煽り行為の原因は、おそらくほとんど悪質な言いがかりだと思います。

 

なかなか適切な対応が何か考えると、難しいところですが、煽り行為にあってしまった際は、速やかに停車し、絶対に、外にはでないこと、警察に連絡することということになるのではないでしょか。

 

 

煽り行為とは少し離れますが、自動車は、殺傷能力のある道具であり、自動車を運転するということは、常にその危険と隣り合わせにいることです。

 

 

運転に慣れてくると、ついつい注意力が散漫になりがちになってしまうので、自動車にのる度に、安全運転をこころがけなくてはいけないと、最近、常々感じております。

 

といわけで、今週もあとちょっと。

 

みなさま、よい週末を。

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