民事執行3~金銭執行について~

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弁護士の佐藤です。

本日もあたたかく、春を感じるようになってきましたね。

さて、本日も、民事執行ですが、今回は、金銭執行についての手続の簡単な流れについてご説明します。

金銭執行の出発点は、まず差押です。目的物を執行機関によって換価するためには、まず、債務者がそれらの目的物を勝手に処分したりしないように、執行機関が目的物を確保しておく必要があります。そのため、強制執行の出発点として行われるのが差押という手続です。

差押がなされることにより、債務者は目的物の処分を禁止され、執行機関が処分権を取得することになります。不動産であれば、差押の登記をし、動産であれば執行官が管理するなど、目的物によって差押の具体的な方法は異なります。

次に、金銭執行である以上、目的物をお金に換えなければいけません。これを換価といいます。換価手続の典型的な方法としては、競売等による売却です。これも執行の種類によって具体的な方法がことなります。

そして、最後の手続として、目的物の売却等で得た金銭を債権者に交付することにより執行手続は終了します。債権者が一人の場合には、他の債権者との関係を考慮する必要はないため、そのまま交付することになります。

しかし、債権者が複数いる場合には、各債権者に公平に満足をえさせるため、債権者の満足は主に執行機関による配当という手続によって行われます。債権差押の場合は、主に取り立てによって満足を得ることになります。

以上が金銭執行の簡単な流れになります。次回は、金銭執行のうち、不動産強制競売についてお話します。

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