昨日の蕎麦

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弁護士の佐藤です。

あっという間の金曜日ございます。

 

昨日は、イチロー選手がついにピートローズ氏の記録を塗り替えました。

日米間の合算の記録がどう評価すべきかの議論がありますが、まあ、正直、どうでもよくて、というか、リーグが違うので、比べても仕方ないと思うのですが、とにかく、記録が記憶として誰もが忘れないことになったこと、そして何より、この年で3割超えるヒットを打ち続けること、ケガをしない肉体を保ち続けていることに、ただただ驚くばかりです。

 

まあ、ピートローズが、日本のヒットの数を高校野球扱いしていることに少々腹立ちますが。

 

つーか、自分がいうなよ。

 

で、話変わって、本日は、午前10時かと11時に裁判、その後、11時半、12時、12時半、14時にそれぞれ合計4件ぶっ続けで打ち合わせが・・・。

 

ちょっと詰め込みすぎました・・・。

 

ところで、最近、法律問題についてなにもお話ししていないので、最近調べていたことも絡めて、本日は素因減額のお話しを。

 

例えば、交通事故を原因とした損害賠償請求においては、当事者間での損害の公平な分担の見地から、不法行為の成立や損害の発生・拡大について被害者にも過失があるといえる場合には、その被害者の過失を斟酌して損害賠償額を減額しています。いわゆる、過失相殺というものです。

この過失相殺のように,当事者間での損害の公平な分担の見地から,被害者の事情を斟酌して損害賠償額を減額させる理論として「素因減額」という理論があります。

つまり、素因減額とは、不法行為の成立や損害の発生・拡大について被害者の素因が寄与・競合しているといえる場合には、その被害者の素因を斟酌して損害賠償額を減額するという理論です。

この点、最高裁も「思うに、身体に対する加害行為と発生した損害との間に相当因果関係がある場合において、その損害がその加害行為のみによつて通常発生する程度、範囲を超えるものであつて、かつ、その損害の拡大について被害者の心因的要因が寄与しているときは、損害を公平に分担させるという損害賠償法の理念に照らし、裁判所は、損害賠償の額を定めるに当たり、民法七二二条二項の過失相殺の規定を類推適用して、その損害の拡大に寄与した被害者の右事情を斟酌することができるものと解するのが相当である。」として、素因減額を認めています(最高裁昭和63年4月21日判決)。

 

そして、素因減額には、大きくわけて2つの側面があります。心因的なものと、体質的なものです。

 

上記最高裁判例は、心因的なものに関する判例です。つまり、神経症がもともと患っていたが故に、治療期間が長引いたり、パワハラで自殺したという事件で、実は、パワハラを受ける前に、全然別の原因で心療内科にかかってうつ病と判断されていたというような場合、もともと体にあった状態を損害の額で考慮するかどうかの問題です。

 

これは実際、医学的な見地がかかわってくるため、立証が難しく、裁判の中でも、よく悩むところです。

 

お医者さんの意見が重要なポイントになります。

 

次に、体質的な素因減額の話になるのですが、少々長くなっているので、続きは次回お話しします。

 

最後に、昨日食べたお蕎麦のご紹介を。

 

一朋さんの冷たいすだち蕎麦。

 

視覚的にも涼を感じる美味しいお蕎麦でした。

 

ちなみに、私の好きなじゅんさいのお蕎麦もあるらしい。

 

次回チャレンジしたいですな。

 

ではでは、みなさん、よい週末を。

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