慰謝料~夫婦間のハラスメント~

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弁護士の佐藤です。

 

昨日は、空いた時間で病院にいってきましたが、原因はまだわからず。

 

血液検査はしてもらったので、来週にはわかるのでしょうか・・・。

 

 

とりあえず、痛みは、痛み止めを飲んでいれば止るそうでございます。

 

 

因みに、わたくし、血を抜くという作業はとてもとても嫌いでございまして、作業中、血を抜いた左手側はまったく見ることが出来ず、思いっきり反対側を、こわばった顔で見ていたところ、冷ややかな看護士さんの顔が印象的でございました。

 

 

 

で、本日も、気を取り直して、慰謝料に関するお話をしていきたいと思うのですが、本日も夫婦間の問題のうち、夫婦間のモラハラが原因となった事案をご紹介します。

 

 

夫がアメリカ軍に従軍していたところ、夫は妻の思いやりのなさなどを理由に離婚請求したのに対し、妻は、夫が、妻の人格を無視して精神的に虐待したとして慰謝料請求の反訴をおこしたという事案です。

 

 

この点、横浜地裁平成3年10月31日判決は、

 

「原告は、一方的で、非妥協的な性格であり、右(一)のトラブルが起きる前は、被告が原告の指示に従っていたので、とりたてて問題とならなかったが、右トラブル以後は、原告の被告に対する接し方に、右性格が顕著に現れるようになり、これに対して被告も反発するなどして、家庭不和が増強していった。そして、原告は、被告を自己と対等の人格を有する者と認めず、一段劣った者と見ており、その現れとして、被告について中身がない、人間的に成長していない、知能・知性が低いなどと決めつける主張、供述を繰り返している(原告は、・・・の親権者となることを強く希望しているところ、被告が親権者としてふさわしくないことを印象付けるために、このような主張、供述をしているものと思料される。また、原告は、離婚理由の一つとして、被告が経済的に派手であるなどと供述するが、本件離婚問題が生じる前にはそのことを被告に指摘、注意したことはないというのであり、他に右供述を裏付けるに足りる証拠はないから、右供述は採用できない。)。」

 

 

などと事実認定をし、最終的に、夫に対し、150万円の慰謝料を支払うよう命じました。

 

 

こういった訴訟が全国的にどこまであるのはわかりませんが、ハラスメントを理由とする離婚の相談は、前よりも増えているような気がします。

 

 

ハラスメントとなるかどうかは、主観も影響するところであり、正直、この慰謝料額が高いのか低いのかは何ともいえないところがありますが、この判例が一つのメルクマールとなるのではないでしょうか。

 

 

 

というわけで、本日も慰謝料に関する判例をご紹介いたしました。

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