弁護士雑感

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弁護士の佐藤です。

民事事件の手続としては、裁判の他に調停というものがあります。

調停というのは、要は、対立する当事者の話し合いを、裁判官や調停員を交えて、なんとかお互い譲歩して、解決へ導こうというものです。

調停のメリットは、裁判に比べて、柔軟性があることです。請求の内容が裁判に比べて少々アバウトでもいいし、解決策も多種多様と言えます。

しかし、デメリットを言えば、話し合いの場にすぎません。いくら、証拠上、こちらが有利でも、相手方が強固で、合意を得られなければ、調停は不成立となり、時間だけが無駄になります。また、悪口を言うわけではありませんが、調停員がいくらか主導権をもって説得をしてくれないと、いつまでたっても、話は平行線のままです。

なので、私はこれまで、どちらかというと調停は敬遠しておりました。

しかし、最近は、最高裁の働きかけなのか、調停の制度を利用しやすくしようという動きがあるらしく、静岡簡易裁判所の調停はすばらしくよくなりました。これは本当に素晴らしいと思ってます。

第1回調停期日から、担当裁判官が同席し、争点の整理や、次回期日までにどんな資料が必要かを的確に判断してくれます。

これまでは、第1回調停期日から裁判官が同席することは稀でした、少なくとも私の経験上。

そして、裁判官が主導権をもって、色々指示してくれるので、結果はどうなるかおいといて、解決へのスピード感が増したというのが率直な感想です。

勝手なわたしの考えですが、判決というドラスティックなやり方より、話し合いで解決できる方が、日本の国民性にはあってる気がしてます。

最近は、静岡簡易裁判所のやり方には感心してますし、他の裁判所でも同じような運用がなされることを願います。

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