弁護士雑感

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弁護士の佐藤です。

今日は、ようやく春らしい気候になりましたね。気持ちがよいです。今月14日に、福井地裁で、関西電力高浜原発の再稼働差し止めの仮処分決定がでました。まずは、仮処分決定をした福井地裁の判断は十分に評価に値するものだと思います。

とはいえ、理解に苦しむのは、政府や関西電力の対応です。それと、原子力規制委員会の新基準がいう安全性とは何かと言うことです。

東日本大震災がもたらした福島県住民の被害の重さを政府や電力会社はどう受け止めているのでしょうか。

私の福島に住んでいた友人は、震災後、各地を転々としています。生まれ育った故郷に帰れず苦しんでいる人が沢山います。

そして、私が生まれ育った静岡県にも、浜岡に原発があります。南海トラフの大地震がいつくるのかと怯えますが、故郷を失うということは、私には想像もできない苦痛です。自然災害なら、立ち直れる可能性はありますが、放射能による汚染は、何百年、何千年と、太刀打ちできない危険性があるのはわかりきったことです。

電力は人々の生活に不可欠ですが、原発ありきではなく、自然エネルギーなどの活用や節電の意識をもてば、十分に生活していけるのです。現に、浜岡の原発が停止して数年たっても、静岡県民は普通に生活しています。

本当に、政府や電力会社の対応には、理解に苦しみます。利権のことしか頭にないのでしょうか。

今一度、福島県の惨事を風化させずに、短な問題として、考えなければいけません。

福井地裁の判断は、司法最後の砦として、お偉いさん方には重く受け止めてもらいたいですね。

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