弁護士雑感

弁護士の佐藤です。

先日、数年前に担当した刑事事件の被告人だった方が、服役を終えて、私に会いにきてくれました。

事件のことは当然詳しく書けませんが、一緒に食事をしました。この方は、服役中も、そして現在も定期的に手紙を書いてくれ、今後二度と犯罪に手を染めない決意を示してくれています。

実際お会いしても、とても元気そうで、安心しました。

前にも言ったのですが、刑事事件を担当して、一番私が願うことは、この事件を最後にしてもらいたいということです。そして、本当に微力ながら、私が担当したことで、その力になれたとしたら、弁護士としてこんなに嬉しいことはありません。

刑事事件において、特に服役を終えた方が社会復帰するというのは本当に大変なことです。行政や法の不備というものも痛感します。

統計上は、平成16年から平成20年までの5年間において、前回出所時に適当な帰住先がなかった再入所者の約6割は出所後1年未満で再犯に至っているといわれています。このような適当な帰住先がない者は短期間で再犯に至る傾向が顕著である原状からすると、再犯帽子のためには、刑務所出所者アンドの住居の確保を中心とした生活環境を整えることが極めて重要といえます。

世論では、罪を犯したのだから仕方がないと思いもあるかもしれませんが、犯罪のペナルティは当然服役であり、その後の立ち直りというものは、服役直後の方には限界があり、国の支援を充実させることが必要だと感じます。

ひいては、それが再犯を防ぐことになるでしょう。

もちろん、簡単な話であるはずがありませんが、今一度身近な問題として考えてみる必要があると思います。

そうした中、先日、頑張って更生していく姿を直に見てお話することができ、嬉しい1日となりました。これからも応援しています!!

 

ページの先頭へ