嫌がらせ目的の架電と傷害罪

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弁護士の佐藤です。

 

秋だというのになかなかすかっとしない天気がつづいていましたが、本日は、ようやく秋晴れのきれいな空がひろがっています。

 

気持ちがよいですね。

 

寒いのが大嫌いなので、だんだん涼しくなっていくこの季節、あまり好きになれないのですが、食べ物がおいしいのと、空気がすんで、富士山がきれいに見えることだけは唯一の好きなところ。

 

いい天気が続くといいです。

 

 

本日が午前中調停で、早いい段階で、調停成立のめどがたちました。ホッとするものです。

午後は日本クレジットカウンセリング協会の担当、その後新件のご相談2件となっております。

 

さて、本日も刑法に関する判例の中で、傷害罪の成否が問題となった判例をご紹介します。

 

傷害罪は、何も直接物理的な力を加えて傷害の結果を生じさせた場合に限るわけではありません。

 

かなり前にワイドショーなどで、近隣に嫌がらせするために、騒音を起こしたりした人が逮捕されましたけど、その人も確か傷害罪であったと記憶しております。

 

同様に、本日ご紹介する東京地裁昭和54年8月10日判決も、

 

昭和五三年一〇月初めころから同五四年四月一九日ころまでの間、ほぼ連日にわたり、深夜から早朝にかけて、肩書自宅又は付近の公衆電話から、東京都豊島区要町〇丁目〇番七号・・・方に電話をかけて同人方の電話の呼出音を鳴らし、同人の妻〇〇(当66年)らが受話器を取り上げて応待した場合には、無言で電話を切り、応待しない場合には、長時間にわたり電話をかけ放しにして同人方の電話の呼出音を鳴らし続け、よって、右〇〇に著しく精神的不安感を与え、かつ不眠状態に陥れるなどして同女の心身を極度に疲労させた結果、同女に対し加療約三週間を要する精神衰弱症の傷害を負わせた行為につき、傷害罪の成立を認めております。

 

つまり、直接の危害を加えなくても、嫌がらせ目的で目に見えない行動でも、判例は広く傷害罪の成立を認めているものと言えます。

 

というわけで、午後も張り切って頑張りましょう。

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