大麻取締法

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弁護士の佐藤です。

 

数日前から、急に肌寒くなり、わたくしも、昨日からジャケットを着るようになりました。

 

寒いのが本当に苦手なので、嫌な季節に入っていきます・・・。

 

 

で、今週もあっというまに金曜日でございます。明日から3連休です。

 

明日は天気が悪いようですが、明後日からは回復するようで、よい行楽日和になるといいですね。

 

 

さて、昨日だったか、珍しいニュースが。

 

東京地裁が3月に大麻を所持した罪で懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を出した男性について、東京地検が「同種事件に比べ、量刑が重すぎた」とする異例の理由で控訴し、東京高裁は6月に一審判決を破棄し、懲役6カ月執行猶予3年に減刑する判決を出し、確定したとのことです。

 

 

世間の間隔とはもしかしたらずれているのかもしれませんが、わたしの間隔としては、覚せい剤と異なり、大麻事案は、通常求刑は1年以内のことが多く、1年6ヶ月の求刑はやはり重すぎると感じます。

 

とはいえ、検察官は、必ず決裁が必要で、決裁時になぜ気づけなかったのか、また、実際の求刑時に弁護人や裁判官がなぜ気づけなかったのか、疑問に思わざるを得ません。

 

どこか、なあなあになっていたのでしょうか。

 

とはいえ、わたしも他人事ではないので、どんな事件でも、一つ一つ丁寧に対応しなければいけないと考えさせられる事件となりました。

 

ところで、話はそれますが、その大麻に関しては、大麻取締法というものがあるのですが、覚せい剤は、所持、譲り受け、譲り渡しのほかに使用についても罰則があるのに対し、大麻の所持、譲り受け、譲り渡しについてのみ罰則があるだけで、なんと大麻の「使用」については罰則規定がありません。

 

これはなぜかというと、使用が許されるというわけではなく、大麻は大麻全体が有害というわけではなく、その一部には有害物質がほとんどないため、例えば、茎の部分は、麻織物や麻縄等に使われ、麻の実は七味唐辛子等の香辛料として使用されてきたことから、それらは規制の対象外となっております。

 

もっとも、それらに、大麻成分が微量に含まれている可能性も否定できず、仮に、大麻が体から検出されたとしても、それが規制の対象内か、対象外かの立証をすることできず、処罰範囲を明確にするため、使用は処罰しないとなったといわれています。

 

まあ、大麻は昔から色々議論されており、合法化の意見もあり、また、海外では合法としているところもありますが、現行法では、iいくら大麻の使用に罰則がないといっても、大麻の所持、譲り渡し、譲り受けはれっきとした犯罪だし、所持のない使用はありえないので、当たり前ですが、絶対にしてはいけません。

 

というわけで、金曜日もあち午後を乗り切るだけです。

 

がんばります。

 

みなさま、よい週末を。

 

 

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