先日の映画

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弁護士の佐藤です。

 

本日は午前中、とある訴訟事件の電話会議でございました。

 

前にもお話したかもしれませんが、民事訴訟法170条には、

 

 

  1. 裁判所は、当事者に準備書面を提出させることができる。
  2. 裁判所は、弁論準備手続の期日において、証拠の申出に関する裁判その他の口頭弁論の期日外においてすることができる裁判及び文書(第231条に規定する物件を含む。)の証拠調べをすることができる。
  3. 裁判所は、当事者が遠隔の地に居住しているときその他相当と認めるときは、当事者の意見を聴いて、最高裁判所規則で定めるところにより、裁判所及び当事者双方が音声の送受信により同時に通話をすることができる方法によって、弁論準備手続の期日における手続を行うことができる。ただし、当事者の一方がその期日に出頭した場合に限る。
  4. 前項の期日に出頭しないで同項の手続に関与した当事者は、その期日に出頭したものとみなす。
  5. 第148条から第151条まで、第152条第1項、第153条から第159条まで、第162条、第165条及び第166条の規定は、弁論準備手続について準用する。

と規定されており、3項によって、裁判所に出頭せず、事務所の電話で、裁判官、相手方弁護士らと話をし、裁判を進めて行くことができるのであります。

 

したがって、例えばですけど、遠方で裁判を起こされた被告の方から依頼があった場合、まず、答弁書を提出し、その答弁書を犠牲陳述(出頭せず、陳述扱いしてもらう制度)し、それ以降の期日を電話会議にし、裁判を進めて行き、尋問前に和解ができれば、なんと弁護士は1回も遠い裁判所に出頭せずして、裁判を終わらせるといったことも可能なのです。

 

ご依頼者の方の交通費を軽減できるので、よい制度で、便利です。

 

で、利用しといてこんなことをいうのもなんなのですが、人の顔を見ないで話を進めて行くというのは、少々気持ち悪いところもあります。

 

実際会って話せば、もう少しざっくばらんに話が出来たりもするのに対し、電話だとなかなかそういったことも話せないし。

 

関係ありませんが、たまには、遠いところへ出張もしたくなったりもするし・・・。

 

 

まあ、とはいえ、今後も利用しますが。

 

そういえば、今度、被告側で、浜松支部の裁判が。

 

弁護士はいずれも静岡市在住。

 

どっちが優先されるのでしょうか。

 

訴えたんだから、出頭すべきは、原告側の代理人と強くいえるのでしょうか・・・。

 

 

まあ、いうだけ言ってみよう。

 

 

 

 

最後に、先日観た映画のご紹介を。

 

「私は、ダニエル・ブレイク」という、第69回カンヌ国際映画祭で、最高賞パルムドールを受賞したイギリスの映画です。心臓病を患った老人が、支援を受けるために、イギリスの複雑な制度に振り回されるという内容なのですが、ストーリーも役者さんも非常によかったです。

 

行政の様々な手続というのは、日本でも複雑で嫌になるところが多々ありますが、ヨーロッパも同様に、というか、それ以上に複雑で、市民にとって冷たい制度であることをまざまざと表現しており、本当に色々考えさせられる映画です。

 

 

まだ観ていない方は是非。

 

 

というわけで、本日もまだまだ気合を入れてがんばります。

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