先日のオムライス

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弁護士の佐藤です。

 

火曜日ですが、今週もはじまりました~。

 

本日は、午後清水区役所で法律相談の予定でしたが、相談者なしということで、起案の時間ができやした~。

 

 

さて、先日から続いている憲法上の権利の問題ですが、一つ言い忘れていまして、喫煙の権利等の条文上の根拠ですが、憲法13条の幸福追求権という規定に基づくものです。

 

憲法13条は、

 

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 

と規定されています。

 

この幸福追求権から導きだせる権利が、プライバシー権、環境権、日照権、平和的生存権、先日の喫煙の自由などなどが学説に主張されているわけです。

 

そして、本日ご紹介する事件は、前科照会事件というものです。

 

事案は、従業員を解雇しようとして争っていた会社の弁護士が、京都の中京区長にその従業員の前科及び犯罪経歴を照会しました。これに応じて、区長が前科のすべてを回答したため、この従業員が、京都市を訴えたのです。

 

この点に関し、最高裁昭和56年4月14日判決は、

 

「前科及び犯罪経歴(以下「前科等」という。)は人の名誉、信用に直接にかかわる事項であり、前科等のある者もこれをみだりに公開されないという法律上の保護に値する利益を有するのであつて、市区町村長が、本来選挙資格の調査のために作成保管する犯罪人名簿に記載されている前科等をみだりに漏えいしてはならないことはいうまでもないところである。前科等の有無が訴訟等の重要な争点となつていて、市区町村長に照会して回答を得るのでなければ他に立証方法がないような場合には、裁判所から前科等の照会を受けた市区町村長は、これに応じて前科等につき回答をすることができるのであり、同様な場合に弁護士法二三条の二に基づく照会に応じて報告することも許されないわけのものではないが、その取扱いには格別の慎重さが要求されるものといわなければならない」

 

 

としうえで、

 

 

「本件において、原審の適法に確定したところによれば、京都弁護士会が訴外A弁護士の申出により京都市伏見区役所に照会し、同市中京区長に回付された被上告人の前科等の照会文書には、照会を必要とする事由としては、右照会文書に添付されていたA弁護士の照会申出書に「中央労働委員会、京都地方裁判所に提出するため」とあつたにすぎないというのであり、このような場合に、市区町村長が漫然と弁護士会の照会に応じ、犯罪の種類、軽重を問わず、前科等のすべてを報告することは、公権力の違法な行使にあたると解するのが相当である。原審の適法に確定した事実関係のもとにおいて、中京区長の本件報告を過失による公権力の違法な行使にあたるとした原審の判断は、結論において正当として是認することができる。」

 

としました。

 

つまり、前科等はみだりに公開されないという利益があることを認めた上で、本件は、裁判所を介しないいわゆる弁護士会照会であったこと、それゆえに、より慎重さが求められるところ、開示の目的、犯罪の種類等を問わずに、開示した行為は公権力の違法な行使としたのです。

これも、喫煙の自由と同様、時代の流れがあって、今では絶対に考えられないことですよね。

 

個人情報の保護という認識が甘い時代。

 

まあ、こういうことの積み重ねで、現代の価値観があるということでしょう。

 

現代の価値観が全部好きなわけではないけど。

 

 

というわけで、本日の最後に、先日食べたオムライスのご紹介を。

 

以前、かき氷で登場した雪ノ下さん。

 

オムライスなんて食べる柄ではありませんが、たまに無性に食べたくなるケチャップライス。

 

トマトの酸味とのバランスがよく、このお店は、かき氷だけでなく、何食べてもおいしい。

 

本当はカレーが食べたかったのだが、売り切れでござんした。

 

次回はカレーを。

 

では、今週もがんばりませう。

 

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