任意保険と自賠責保険

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弁護士の佐藤です。

 

ついに8月も終わります。

 

明日から秋ですが、昨日は、事務所の暑気払いでした。

 

ワインを1本以上あけてしまい、午前中は少々二日酔いでしたが、昨日は、久しぶりに楽しい時間でした。

 

色々話をしましたが、話をとおして、事務員さんの苦労もわかって、あらためて、日頃の事務員さんの働きに感謝です。

 

 

で、本日は、交通事故の任意保険と自賠責保険の関係について簡単にお話したいと思います。

 

ご承知のとおり、自賠責保険は、法律上加入が強制されているもので、任意保険は、文字通り、ドライバーが任意に加入するものです。

 

交通事故を起こしてしまった方は、当然、損害賠償債務を負うことになります。

 

治療費や慰謝料等高額になることが通常です。

 

加害者が何らの保険に入っていないと、加害者の資力では損害賠償債務を支払うことができない可能性もあります。

 

そこで、最低限の支払を保障するために、自賠責保険に法律で強制的に加入させることで、被害者保護を図っているのです。

 

とはいえ、自賠責保険では、最低限の損害賠償を保障するものであるため、基準を上回る損害がでた場合には、加害者は、その損害を支払わなければなりません。そこで、事故を起こしてしまった場合の損害賠償を確実に支払うようにするために、通常、ドライバーは任意保険に加入し、自賠責保険の基準を上回る損害の支払をするわけです。

 

 

もっとも、交通事故の被害にあった方は、自賠責の保険会社と交渉するのではなく、任意保険の保険会社と交渉することが多いといえます。

 

これは、被害者の便宜を図るため、任意保険には「一括払い」という制度が用意されていて、自賠責保険の分も含めて、損害全額を任意保険会社に対して請求することができるという制度です。つまり、一括払いをすれば、被害者や被保険者である加害者等は,自賠責会社と任意保険会社に別個に請求をしなくてよいのです。

一括払いをした任意保険会社は、自賠責会社に対して、一括払いによって支払った自賠責保険の分を請求するということになります。

最後に、自賠責保険は、最低限の支払を保障する制度といいましたが、任意保険よりも自賠責保険の方が有利になる場合があります。

 

それは、まず、交通事故では、場合によって過失割合というものが問題になることが多いのですが、自賠責保険の場合には、被害者保護の見地から、重過失をのぞいて、過失相殺はなされません。

 

したがって、通常は任意保険の方が、もらえる金額が多いところ、過失の程度では、自賠責保険の方が、任意保険の基準を上回ることが稀にあるのです。

 

 

以上、簡単に自賠責保険と任意保険の関係を説明しました。

 

 

さて、いよいよ本日、ワールドカップ進出をかけた決戦です。

 

早く仕事を片付け、応援したいと思います!

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