交通事故問題1~はじめに~

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弁護士の佐藤です。暑い日が続きますね。みなさま、水分補給等、熱中症対策には十分お気を付けください。

そして、本日からは、交通事故関係についてお話ししたいと思います。

交通事故に遭われた方は、ただでさえ精神的肉体的苦痛を伴うのに、示談についての交渉もしなければいけません。

交通事故に関してまず検討しなければいけないことは、損害が何なのかを確定させなければなりません。損害論については、後日詳しく述べますが、治療費などの積極損害、休業損害などの消極損害、慰謝料などです。

そこで、治療が終わり、損害が確定すると、保険会社は、示談金の提示をしてきます。ここで注意をしなければならないことは、保険会社から提示された示談金が、こんなものかと思って安易に示談に応じてはならないと言うことです。

保険会社が提示してくる金額は、あくまでも保険会社独自の基準であり、裁判官や弁護士等が用いる基準とは大きくかけ離れていることがほとんどです。中には強引に示談を迫ってくる保険会社もありますので、示談の提示があったら、必ず専門家に相談すべきでしょう。

その後、保険会社との示談交渉がうまくいかない場合、または、保険会社との交渉を直接したくないという方には、弁護士をたてることをお薦めします。被害者の方が保険会社と直接交渉をするという負担がなくなりますし、弁護士が損害を計算して請求するだけで、保険会社の対応が変わることも少なくありません。

しかし、弁護士が請求をしてもまとまらないことももちろんあります。その場合は、裁判、もしくは、調停、場合によっては、ADRを利用することもあります。ADRとは、裁判外紛争処理機関のことをいいます。つまり、裁判にはしたくないけど、当事者間だけでなく、一定の仲裁者を間に入れて交渉し、紛争を解決する機関のことです。交通事故に関しては、さまざまなADRがありますが、公益法人日弁連交通事故相談センターや公益財団法人交通事故紛争処理センターが一般的といえるでしょう。

どの手続きを利用するかは、事案によって異なりますので、是非、当事務所までご相談ください。

最後に、よくあるのが、被害者の方が加入している任意保険に、弁護士特約が付いているかどうか意外と知らない被害者の方がいらっしゃいます。弁護士特約が付いていれば、弁護士費用を負担することなく、弁護士を立てて示談交渉していくことができます。今一度、ご自身の保険を確認してみましょう。

それでは、今後は交通事故に関する様々な問題について検討していきたいと思います。

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