一部執行猶予

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弁護士の佐藤です。

 

よい天気です。

 

気持ちがよいです。

 

本日は午前中、気が重い中、破産事件の開始前審尋(この手続きが嫌い)に行ってきたのですが、無事なんとか開始決定がでそうで、内心めちゃくちゃほっとしております。

 

えがった。

 

 

で、昨日は、夜、実は一部執行猶予という新制度の勉強会があったのですが、どうしても昨日中に焼津警察署に接見にいかねばならず、一部執行猶予の勉強会はしぶしぶ不参加に・・・。

 

というわけで、知っている範囲で一部執行猶予制度について簡単にお話しします。

 

 

一部執行猶予とは、懲役刑や禁錮(きんこ)刑を一定期間受刑させたのち、残りの刑期の執行を猶予する制度です。

 

これは、受刑者の社会復帰促進や、保護観察による再犯防止などを目的とするものであります。

 

一部執行猶予の対象となるものですが、

 

  1. 前に禁錮以上の実刑に処せられたことがない者
  2. 前に禁錮以上の刑に処されたことがあっても、その執行終了等の日から5年以内に禁錮以上の刑に処せられたことがない者

 

適用されるケースとしては、3年以下の懲役または禁錮の言渡しを受けた場合に、犯罪の経緯に関する事情などを考慮して再犯防止のために必要かつ相当であると認められるときで、可能とされる処置は、刑の一部について1年以上5年以下の期間の執行猶予です。この猶予期間中は、保護観察を適用することも可能とされています。

 

一方、「薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律」というもんもございます。

 

 

薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律には、麻薬などの薬物の自己使用等の罪を犯した者が、3年以下の懲役または禁錮の言渡しを受けた場合について定められております。猶予の方法・期間は、改正刑法に定められるものと同様ですが、猶予期間中は、必ず保護観察が行われる点でさきほどの制度と異なります。

 

 

この一部執行猶予の手続きができたことにより、改正前の制度では、懲役刑または禁錮刑の処分を行う場合、刑期全部について、実刑か執行猶予かの選択肢しかなく、短期の実刑を言い渡される場合には、再犯防止・改善更生の教育や指導をするために必要とされる十分な仮釈放期間を取ることも困難であったところ、一定期間刑務所内での執行を実施したのち、相応の期間を執行猶予として、一般社会でも罪を犯すことなく生活するよう一般の社会内での処遇を実施できるようになったのです。

 

 

刑罰にはもっと柔軟性があっていいと常々思っている私なので、よい制度ともいえるのかもしれませんが、まだ私自身刑事事件で経験したことはなく、積極的に一部執行猶予を求める意見をだすというイメージがわきません。

 

 

まわりの様子をみながら情報をされに集めていきたいと思います。

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